ガールスカウト活動のイメージは
ではなぜガールスカウトでは野外活動や奉仕活動を行っているのでしょうか?
現代はインターネットで何でも知識を得られる時代になりました。
例えばマッチと薪と新聞紙を使ってかまどの火付をする方法。
ネットで説明文を読み、動画で手法を調べて、いざ実践してみるとなかなか火がつかない。…あれ?なぜ?
これは「知っている」と「体験したことがある」の違いです。
実際に体験をすること。
薪のしめり具合による燃え加減、マッチの擦り方、その場の気温や湿度、、、
毎回同じ状況ということはありません。
「知っている」を体験してみる。
体験はくりかえすことによって「経験」になります。
そしてそれはおのずと「生きる力」になるのです。
キャンプを経験すると、普段の暮らしの「快適さ」を意識し、感謝する気持ちが生まれます。
そして困難な暮らしを強いられている人の気持ちがわかるようになります。
そのような人たちを救うにはどうしたらいいだろう?と「考える」力が湧いてきます。
考える力。行動する力。
わかちあう力。かなえる力。
ガールスカウトは少女たちの、そして、女性たちの
生きる力を伸ばしていく活動です。
自然や仲間と交わるさまざまな体験を通じて、
芯のある心と、なんでもできる手を身につけ
未来を、世界を、ゆたかに生きる力を育てます。
ガールスカウトの組織、活動理念などの詳細は
上部&左部メニューの「ガールスカウトについて」にリンクされている
公益社団法人ガールスカウト日本連盟のホームページをご覧下さい。
また、一般社団法人ガールスカウト奈良県連盟のホームページもあわせてご覧ください。
ガールスカウト奈良20団は、奈良県奈良市の世界遺産「春日大社」が活動拠点です。
歴史と伝統、そして自然の豊かな春日大社の境内で、月に1~2回活動を行っています。
春日の杜で活動する20団の子どもたち。
野外活動やキャンプをとおして『大自然の楽しさ、大切さ』を知っています。
さまざまな体験プログラムをとおして『友情』、『自分を信じること』の大切さを知っています。
異年齢の子ども同士、また大人との関わりを持てるスカウト活動は
『協調性』『社会性』を学ぶ絶好の場です。
また、神社行事のご奉仕をとおして『感謝の心』『思いやりの心』を知っています。
万燈籠の紙貼りのご奉仕や境内清掃のご奉仕、祭事や参拝の作法など
神社スカウトならではの経験は、子どもたちにとってかけがえのない『心の豊かさ』をはぐくみます。
保護者の皆さまには、ガールスカウト活動の目的を理解して、ご家庭でのフォローをお願いしております。
こどもたちは様々な集会に出かけて行きますが、どの集会もすべて意味のある活動です。
元気よく送り出し、そして帰宅したらお子さんの話をたくさん聞いてあげて下さい。
こどもは体験談を家族に話し、それを認めてもらうことによって「経験」として、ひとつひとつの集会での学びを身につけていきます。
ガールスカウト活動を支えているのは、団委員と保護者とリーダーです。
団委員は保護者の中から互選された方々になっていただき団を順調に運営していく為の仕事を分担していただいています。
一般の保護者の方にも、バザーや育成会行事の参加、様々な団行事を行う際のお手伝いをお願いすることがあります。
リーダーは、各都道府県のガールスカウト連盟が主催するリーダー養成講習会を受講し資格を得て、少女達の指導にあたっています。(講習会は18才以上の女性なら誰でも受講することができます。)
こどもたちをサポートする成人会員、リーダーたちは毎月ミーティングを開いて子どもたちによりよい指導ができるよう情報交換を積極的に行っております。
20団のリーダーは保護者からリーダーになった「お母さんリーダー」やスカウトから成長し、指導者になった「ヤングリーダー」で構成されています。
リーダーは大学生から保護者と同じ年代の方、そしておばあちゃん世代の方まで様々います。
子どもたちにとって、第二の「おねえさん」「おかあさん」「おばあちゃん」がたくさんいるまるでファミリーのような20団はとてもアットホームな雰囲気で、保護者の方からも
信頼をいただいております。 20団の雰囲気が好きで「おかあさんリーダーになりたい!」と親子そろって活動されているお母さんもいらっしゃいます。
また、家族交流の集会では、お父さん、ご兄弟の参加率も高く、ご家族揃って団活動を楽しんでおられます。
20団はこどもたち、そして大人の方も皆、仲良く協力しあって 楽しく活動を行っております。
こどもたちが、さらに充実した活動を円滑に行えますよう、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。